Altibaseはレガシーシステムからどのようにデータを移行するのですか?
Altibaseでは、Migration Centerという自動ツールをご提供しています。 このツールは、さまざまな種類のデータオブジェクトをソースデータベースからターゲットデータベースに移行するもので、100%のデータ完全性と整合性を保証します。
Migration Center
Migration Centerは、適合するデータベースオブジェクトとデータを他のデータベースからAltibaseデータベースにコピーする、データベース移行ツールです。データベース移行の手動タスクは複雑で時間がかかり、人為ミスも発生しやすくなります。 Migration Centerは、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)モードでマウスを数回クリックするだけで、ユーザーがデータベース移行を処理できるようにします。 また、コマンドラインインタフェース(CLI)モードを使用した移行の実行もサポートします。
Migration Centerの内部プロセス
- ソースデータベースとターゲットデータベースの定義:
- ソースとターゲットのデータベースIPアドレス&ポート
- ソースとターゲットのユーザーID、パスワード、JDBCドライバ、文字セットエンコーディングなど - 移行対象データオブジェクトの定義:
- ソースとターゲットのデータオブジェクト情報:テーブル、列、インデックス、ビュー、プロシージャな - 移行オプションの定義:
- オプションの選択:スレッド数、バッチサイズなど
-移行範囲の選択:ユーザーモードとテーブルモード
-データタイプマッピング
- 表領域マッピング
- ストアドプロシージャ変換
- DDL 変更
- 移行ルールの検証
- ルールを用いた移行の実行
- レポートファイルの確認
- RunReport4Summary.html:移行の総合的な結果を提供するサマリレポートファイル
- RunReport4Missing.html:適切に移行されなかったデータオブジェクトのリストを提供するレポートファイル
- DbObj_Failed.sql:エラーが発生した SQL コマンドと各エラーの原因のリスト
Migration Centerの利点
- Oracle、MSSQL、DB2、などのその他DBMSからAltibase DBMSへの簡単かつシンプルな移行
- 異なるタイプのデータオブジェクトを柔軟にマッピング
- 移行結果を確認するための移行サマリレポート
- 高パフォーマンス並行移行
- 手動でのルール変更
Migration Center仕様
ソースデータベース
- ALTIBASE HDB: ALTIBASE HDB 4.3.9バージョン以降
- ORACLE : Oracle 9i ~ 11g
- MS SQL: MS-SQL2005 ~ 2012
- MySQL: MySQL5.0 ~ 5.5
- INFORMIX: Informix 11.50
ターゲットデータベース
- ALTIBASE HDB: ALTIBASE HDB 5.5.1 バージョン以降
GUI ツール
- JRE : SunまたはIBM Java 5以降
- プロセッサ:800 MHz Pentium III以上
-
メモリ:512 MB以上
- ディスク:150 MB以上の空き容量
- 画面解像度:1024 x 768ピクセル以上
- OSグラフィックライブラリ
CLIツール
- JRE:SunまたはIBM Java 5以降
- プロセッサ:1 CPU以上
-
メモリ:512 MB以上
- ディスク:150 MB以上の空き容量