統合Web SCADAシステム – 韓国電力公社
韓国電力公社は、同社のWeb SCADA(Supervisory Control and Data Acquisition)システムにてリアルタイムで電力系統災害や事故に対応するためにALTIBASE HDBを導入しました。
Product: ALTIBASE HDB
Use Case: SCADA (supervisory control and data acquisition)
Current Customers: "IIAC(Inchon International Airport Corporation) ,DOPCO, KEPCO"
Industry: 製造
企業情報
韓国電力公社(KEPCO)は、韓国最大の電力供給企業で、電力開発、発電、送電、変電、配電などを総括しています。
課題
韓国電力公社(KEPCO)は、2011年に全国11ヶ所に散在しているSCADAシステムを一つのOracleデータベースで統合し、Web SCADAシステムを構築しました。ところが中々システムのパフォーマンスが上がらず、それにより多数の問題が継続的に発生していました。
- 既存のデータベースでは、全国各地のターミナルから収集された電力予備率および需給に関するリアルタイムデータを管制センターに伝送できないため、電力が不足している地域に適時に必要な電力を提供することができませんでした。
- その結果、SCADAシステムは、Oracleデータベースの処理制限によるボトルネックで正常な運営ができませんでした。
解決策
韓国電力公社(KEPCO)は、既存のOracleデータベースではただ二つの電力消費に関するバッチ処理しか実行できなかったため、電力配分や消費を分析する作業には合わないという結論に至り、ALTIBASE HDBを導入することを決めました。ALTIBASE HDBは、同社にて無停止サービスを実現し、異常データの有無をリアルタイムで検知できるようにしました。
結果
- 異常気象、自然災害、人為ミス、停電などの幅広いデータを、リアルタイムで収集・分析することが可能になりました。
- 総所有コスト(TCO) を 33.3 %削減できました。
- データ処理速度は、既存のOracleデータベースに比べ10倍まで向上されました。
- 国全体の電力をリアルタイムで分析・配分することが可能になりました。