SMSサービス – SKT
SK Telecomは、SMSサービスが活性化された時期にDBMSをALTIBASE HDBに交換することで、3倍以上向上した性能で2千万名の顧客にサービスを提供しています。
Product: ALTIBASE HDB
Use Case: SMS (Short Message System)
Current Customers: KT, SKT
Industry: 電気通信
Who
SK Telecomは1984年、韓国内で初めて1世代のアナログ移動電話時代の幕を開け、世界で初めてCDMAを技術化、3世代の同期式商用化などに成功した大韓民国で一番の移動通信会社です。初めての通信技術の商用化をいくつも成功させながら大韓民国の通信業界をリードしており、その結果大韓民国で最多の加入者を抱えています。
Problem
2006年、SK TelecomはオラクルDBMS基盤下で2千万名を超える顧客にSMSサービスを提供していました。SMSサービスの利用が日々増加するのとは反対に、既存のオラクル基盤のDBMSは性能不足のためにシステム過負荷を招きました。また、顧客により高品質なサービスを提供しシステムの過負荷を防ぐためDBMSの交換が急を要していました。
- SMSサービスの利用が活発だった時期に2千万名以上のサービス利用者に安定したSMSサービスを提供することで、顧客満足度や企業に対する顧客の信頼を高めようと考えました。
- 通信サービスの特性上リアルタイムでデータを処理できる高速DBMSが必要不可欠でしたが、オラクルDBMS基盤のSMSサービスは一秒あたり300~500件のTransactionをこなすのがやっとでした。
- 性能に比べ過度に要求される導入コストや維持保守コストは企業にとって負担となり、外国製に比べてコストの負担が少なく機能や速度面では遅れをとらない韓国製DBMSの導入を望んでいました。
Solution
SK Telecomは、SMSサービスに外国製品と比べて性能/コスト/維持保守面に優れたALTIBASE HDBを導入することで、既存のDBMSよりも3倍向上した性能で顧客に速く安定したSMSサービスを提供できるようになりました。
Results
- 2千万以上のユーザデータを円滑に管理し、SMSサービスを安定して24時間提供することができました。
- ALTIBASE HDBはデータ処理速度の向上のために、データをメモリに常駐させDisk I/Oを最小化してリアルタイムデータ処理の高い効率性を提供しました。1秒あたり300~500件だったTransaction処理能力が1秒あたり1000~1700 Transactionに向上し、最大処理能力は1秒あたり15,000 Transactionに達しました。
- SK Telecomは韓国製DBMSの中で最高の性能を認められ、顧客の立場から水準の高い品質のサービスを提供しているALTIBASE HDBを導入することで、不要なコストを省き最高水準の維持保守サービスの支援を受けています。また、既存に比べリソース使用率が1/3に減少し、TCO面からも利益をもたらしました。