スパムメール(SMS/MMS)ブロックシステム – KT
KTは、同社のスパムメールブロックサービスのDBMSとして、既存のOracleデータベースに代えてALTIBASE HDBTMを採用し、スパムメールをリアルタイムで検出・ブロックできるようになりました。
Product: ALTIBASE HDB
Use Case: Spam Filtering System
Current Customers: LGU+, KT
Industry: 電気通信
企業情報
KTは、韓国最大の通信サービスプロバイダーです。
課題
スパムメールは、世界中で深刻な問題となっており[1]、韓国も例外ではありません。ところがOracleデータベース基盤のKTの既存システムでは、単純に事前に定義した単語や電話番号でしかフィルターリングできず、ピンポイントで検出・ブロックすることができませんでした。
- Oracleデータベース基盤の既存システムでは、スパムだけでなく正常なメールまでブロックしてしまう問題が継続して発生しました。
- Oracleデータベース基盤の既存システムでのスパム誤認率は無視できない水準でした。
- KTは、蓋然性(プロバビリティー)に基づき、スパムか否かをリアルタイムで識別可能な直感的ソリューションを求めていました。
- 同社は、1秒以内に条件に合致したスパムメールをフィルターリングするソリューションを要求していました。
- 同社は、複雑なスパムブロックアルゴリズムを、より迅速かつ効果的に処理可能な高性能DBMSを求めていました。
解決策
KTは、ATIBASE HDBを導入し、リアルタイムのスパムブロック能力を強化すると同時に、スパム誤認を防ぎぐことができました。なお、ALTIBASE HDBは、複雑なスパムブロックアルゴリズムによる検知や分析を0.2秒という速さでこなします。[2]
結果
- KTは、スパムを確実にブロックでき、顧客離脱の防止とともに誘客や顧客満足度の向上に成功しました
- KTは、Oracleデータベース基盤の既存システムではできなかったスミッシング[3]詐欺から顧客
[1] スパムメールブロックの問題は、今は日常的なことになっています。スパムは、経済的な損失や顧客不満を招くため、スパムの効率なブロック能力は顧客離脱に直結します。
[2] Oracleの場合、簡単なアルゴリズムの処理でさえ、3 秒を要します。
[3] 「スミッシング」は、SMSフィッシングの略。フィッシングおよびスミッシングのメッセージは、暗証番号やクレジットカード情報など個人の金融情報をうっかり漏らすように誘導するものです。実際に個人情報を取得するために使われる手法は、メッセージ内のハイパーリンクです。当該リンクをクリックすると連鎖的な操作がスタートし、気がつかないうちに携帯電話を経由してクレジットカード決済や送金が行われてしまいます。